2015年1月13日火曜日

36匹成長中

 新年あけましておめでとうございます。

 カブトムシの幼虫です。孵化を確認した36匹みな年を越しました。可愛いですね(^O^)

 昨年の8月に生まれた卵から孵化して大きく育っています。
 カブトムシの成虫の体の大きさや角の立派さは幼虫時代で決まります。
 栄養の豊かな腐葉土をたくさん食べると、立派な角のカブトムシになります。

 写真は去年の親の標本です。去年以上にかっこいいカブトムシを目指しています。

 糞が多くなったら腐葉土を3分の一くらいづつ交換しています。

 幼虫には大きなカマのようなアゴがあるのですが、仲間同士傷つけることは一切ありません。腐葉土の中でお互いにどうやって認識し合っているのかと不思議でなりません。カブトムシの幼虫に乗り移ってどのような景色が見えるのか見て感じてみたくなります。

 それにしても、カブトムシの本来の姿は幼虫なのだとつくずく思います。

 一生の8割くらいの時間を土の中で過ごし、大量の腐葉土をモリモリ食べます。腐葉土は糞となり、植物が育つ良質の肥料になります。成虫はほんの少し樹液をなめるだけで何も生産しません。

 ミミズやヤスデやカブトムシなどの甲虫の幼虫が豊かな森を支えているのですね。

 オッと!カブトムシは北海道では外来種です。もしも飼っている人がいたら絶対に逃がさないようにしましょうね。

園長:坂東元