2015年10月31日土曜日

ガッツ

 4月11日に生まれた、『ガッツ』♂です。お父さんは『キーボ』、お母さんは『フルト』です。

 生まれて半年が経ち、すくすくと成長しています。最近では、エサを持っていくと「俺にもくれよ」と言わんばかりに近寄ってきます。
 はじめは、ガッツ用に口に入るくらいの小さなエサをあげていましたが、最近では大人用の大きさのエサを欲しがるようになりました。

 お母さんからも少しずつ離れるようになってきて、一人で檻を登ったり、『キャロ』兄ちゃんや『ハルキ』兄ちゃんと遊ぶ様子も見られるようになってきています。
 名前に負けないガッツあるチンパンジーに育ってもらいたいものです。

 冬期は室内展示になるので、より近くで見ることができます、是非『ちんぱんじー館』へお越しください。
セロリ、美味い
リンゴ、大好き

チンパンジー担当・飼育担当主査:丸 一喜

2015年10月29日木曜日

ゆーすと

10月のUstream、今度の日曜日にやれば良いなぁって思ってたら11月にナッチャウよ~。どーも、ロン毛です。アルシンドにはなっちゃいません。

というわけで、放送日は
エゾシカのマカロニくんも興味津々です
11 月 1 日 (日) 13 : 30 から
です。

いつものごとく番組ではお手紙を募集!

お手紙には、
 ・お名前(ラジオネーム可)
 ・性別
 ・なんかトークの話題になること
 (なんでもOK!)
 ・呼んでほしいゲスト
 ・中継してほしいところ
を書いて、

 ・FAX(0166-36-1406)
 ・メール(team_zoo_edu◎yahoo.co.jp)
  ↑◎を@に換えて送信してください

上記いずれかの方法で、「ユースト実況係」までお送りください。

お待ちしてます!

※メールは受信専用で、返信はできません。ご質問、ご意見等は動物園までお電話(0166-36-1104)ください。

USTREAMの旭山動物園公式ページは、こちら

クジャク・教育活動担当:奥山 英登

2015年10月26日月曜日

トラトラトラ、トラトラ

 ぼくの担当・もうじゅう館には3頭のアムールトラがいます。キリル・ザリアの若いペア、そしておばあちゃんの、のん。

 しかしぼくが世話するトラはもう一頭います。
 それは・・・コイツです!↓↓↓

ディーゼルターボの咆哮をあげる「トラトラ」

 トラ柄のトラック、通称「トラトラ」!
 5月の担当替えで、もうじゅう館と車両担当になったのです。園内車両のうち、飼育用の4台はぼくが「世話」することになります。

 園内には油圧ジャッキやエアーコンプレッサーなんてのも装備されています。
 軽自動車のタイヤ交換や空気圧チェックぐらいは、園内で車両担当者がやってしまいます。

T-スクウェアの曲が流れてきそうだぜ??

 コンプレッサーで動くインパクトレンチ。ナットをギュンギュン回すのはちょっとだけ楽しい。
 飼育係は時に、車両整備員でもある!?
 こんな仕事もするのですよ・・・。



 電気自動車「シルバーシャトル」の充電などもここで行います。
 ここにもトラ顔が!でもシルバーシャトルはぼくの担当外です。



 軽トラック「エンジェル号」をタイヤ交換中。
 各車両には「トラトラ」みたいな「通称」があるんですが、エンジェル号だけはちゃんとボディに「エンジェル号」と表示されているので、正式名称です。

 あと2台「チビトラ」「シロトラ」も、また機会があればご紹介します。
 冬はもうすぐ。みなさんもタイヤ交換はお急ぎください。
(当園では一般車両のタイヤ交換は受け付けておりません!)

 トラ同様、トラトラたちの世話もがんばりたいと思います。

もうじゅう館担当:大西 敏文

2015年10月24日土曜日

秋の実

 10月17日、秋晴れの中「秋の実ストラップを作ろう」を行いました。

 当日キャンセルが出まして少人数での開催でしたが、その分参加者と密に活動できたと思います。
お勉強中
まず第一部、園内を歩き紅葉しているいろんな木を見ながら楽しくお勉強!第二部は園内で拾ったドングリなどを使い、かわいいストラップ作りです。

どんぐりストラップ完成!
想像以上に完成度が高く、参加者にもいいお土産ができたかな?と思っています。

記念撮影
 
 葉っぱが落ちたら、次は白く冷たいものが降ってくるんですね・・・

きりん舎・飼育担当主査:中田 真一

2015年10月21日水曜日

モユクカムイ 87号 完成!

 モユク☆カムイ87号が完成しました!

 今回の表紙は、この春に来園したゴールデンレトリーバーのサニーです。
サニーは性格的に少しシャイですが、最近ようやく動物園の生活にも慣れはじめました。これからたくさんの人に、イヌのすばらしさを伝えてくれることでしょう!

 ~もくじ~

 ぼくは、動物大使    古くからのパートナー イヌ

 特集           天売猫がやってきました

 飼育研究レポート   「旭山動物園のあざら誌」~引っ越し編~

 動物園裏側紹介    縁の下の力持ち「管理事務所」編

 主なできごと・夜の動物園報告・編集後記

となっています!


 入手方法は、動物園内のサポートセンター・動物図書館・こども牧場で職員に申し出ていただくとお渡ししています。

 モユク☆カムイは、飼育展示スタッフ手作りの情報誌です。現場のスタッフだからこそ知ることのできる、動物たちの生き様・裏情報などが盛りだくさん。動物園に遊びに来た際には、ぜひ手にとってみてください!

モユクカムイ87号へのリンクはこちらです。


 あざらし館・さる山担当」:鈴木 悠太

こども牧場の看板犬

 こども牧場にサニーが来てから約半年が経ちました。
 
 新しい環境に慣れるまでサニーも不安で大変だったと思いますが、今ではこども牧場での生活にすっかり馴染んでいます。

シャンプー後

 最近はこども牧場のスタッフはもちろん、牧場以外のスタッフや毎週来てくださるお客様などを見つけると、尻尾をフリフリさせながら近づいて喜んでいます。最初はシャイでビビりだったサニーが「今はこんなに成長したんだなぁ」と嬉しく思います。

 お気に入りのおもちゃ(丸めた軍手にボールを入れたもの)で遊ぶのが大好きで「早く投げて~遊んで~!」とキラキラの瞳で見つめてきます。

「人?」

 サニー目当てに会いに来てくださる方も結構おられますので、これから徐々にふれあいの時間を増やしていければと思っています。
こども牧場担当:北川 由貴

2015年10月20日火曜日

ミクロの世界

 調理棟で、体長3mmほどの小さなアリを見つけました。
 払いのけようとすると、そのアリはサッ!と真横に飛びのいたのです。

 むむっ!この動き・・・おぬしアリではないな!?
 さてはウワサに聞いた「アリグモ」かっ!!

これを「アリグモ」だと気づく人は少ないでしょう

 アリグモとは、アリそっくりに擬態したクモの一種です。
 アリの足は6本、クモは10本。でもアリグモは1対の足をアリのあごのように見せ、もう1対を触角のように動かしながら、6本足の「アリのように見せかけている」のです!

 虫たちにとって、強力なあごを持ち群れで行動するアリは、クモよりも恐ろしい存在。
 アリグモは「アリに擬態することで外敵から身を守っている」と考えられています。
 まぁ人間から見ればクモもアリもちっこい虫なわけで、「その擬態、意味あるの!?」と思っちゃいますが(笑)

よ~く見ると、触角やあごに見える部分も足です
こうした生物の進化って本当に不思議ですよね。

 アリの体は頭・胸・腹の3つに分かれており、クモは頭胸部と腹の2つに分かれます。
 アリグモは頭胸部にくびれがあり、アリのような体に見えるのです。
 本当に「芸が細かい」ですね。
 そのうちおしりからスーッと糸を出したので「やっぱりクモなんだ」と確信しました。

 もうじゅう館担当になり、ライオンやヒグマなど大型動物の魅力を日々感じています。
 一方で、ほんの数mmしかない虫たちにもまた、同じくらいの魅力を感じずにはいられません。

もうじゅう館担当:大西 敏文

2015年10月18日日曜日

秋の味覚

 紅葉深まる秋、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


園内の紅葉は散り始めていますが、葉を残している木は秋の西日を受けて綺麗です。
 上の写真はレッサーパンダ前。


アムールヒョウのルナ。クロヒョウのパックと入れ替え展示しています。
 展示中ずっと階段下に隠れ、お客さんから「どこにいるの?」と言われていたルナも、半年間でだいぶ環境に慣れ、落ち着いてきたようです。

 ルナ&パックの獣舎前に、なぜかブドウが植えてあります。
 一説には、初代もうじゅう館担当者が植えたらしいです。日除けのためでしょうか。
 しかも秋になると実が鈴なりに!


たいした世話もしてないのに、たくましいことや・・・
 とりあえずバケツ半分ほど収穫!でも、まだまだ獲れそうです。
 ヒョウはブドウに全くの無関心。そこで隣の部屋にいる、


エゾヒグマのとんこにあげました。そら食え!
 動物園で餌を自給自足してりゃ世話はない。

 秋に葉を落とした木も、春には新芽を芽吹く。若木もいつか結実する。
 動物飼育も同じです。死もあれば、また生もある。今年うまくいかなかった動物も、次こそは!
 元気出していこう!

もうじゅう館担当:大西 敏文