2016年2月7日日曜日

「雪あかりの動物園」の一押し!

皆さん初めまして。昨年の4月に愛媛県からやってきた池谷です。
今回初ブログとなりますが、よろしくお願いします。

さて私、初の北海道生活、初めての北国の冬を満喫しておりますが、旭山動物園冬の一大イベント「雪あかりの動物園」も当然初めてです。

このブログがアップされる頃はスタッフとしてこのイベントも満喫していると思います。

今回のイベント、私の一押し動物を紹介させてください。
それはエゾユキウサギとシマフクロウです。

なぜか?

それは一月からこの2種を混合展示しているからです。

ウサギがフクロウに食べられないのかとご心配の方々もおられると思いますが、シマフクロウは基本的に魚を食べるフクロウなので、きちんと給餌している場合はエゾユキウサギを狩ることはありませんのでご安心を!

実は一番奥の窓から見えるんです(笑)


両者とも基本的に活動時間は夜。
ウサギたちも、昼間は獣舎の奥のエゾマツの根元に隠れてほとんど姿を見せません。

でも、夜は獣舎内をよく動いています。
ですから、雪あかりの動物園は絶好の観察機会!

新たな同居ウサギ、ちょっと気になってます

ほんのり雪に反射する光の中でシマフクロウと雪上の真っ白なエゾユキウサギ、北海道の森を彷彿とさせる光景だと思います。

是非とも見に来てください。


フクロウ担当・獣医師:池谷 優子

2914【一夜城】

え?雪あかりの動物園?
「あさひやまのKAT-TUN」こと加藤さんが盛り上げようと張り切ってるって?

ふむ、ならばぼくも何か雪を使った展示を考えますか。
ってもう「雪明り」始まっちゃってるけど(笑)

飼育係なんで、園路じゃなく獣舎内に作っちゃおう!

トラの獣舎内に雪を積んで、水をかけて・・・

次の日、キリルを出して「がお~!」って

通常、トラのガイドは前列のお客さんしか見えなかったので、冬季限定・トラのお立ち台です。

一晩でほぼ完成・・・作りながら、「三国志演義」で曹操が馬超に対抗するため「氷の城」を築いた逸話を思い出しました(マニアックすぎ!)。

こ~んな飼育係手作りの展示も楽しめる、雪あかりの動物園。
2月11日まで開催しておりますので、みなさんぜひお越しください。

もうじゅう館担当:大西 敏文

2016年2月6日土曜日

Ustream-雪あかりの動物園(時間訂正)

いつも大変お世話になっております。DJ.Hide@ディスクジョッキーでございます。

さて、突然のことで恐縮ではございますが、Ustream実況放送のお知らせをさせてください。

放送日時は、
 ・2/6(土) 18:00~
 ・2/9(火) 18:00~
となっております。
※前の投稿では2/10になっていましたが、正しくは2/9です。お詫びして訂正します。

旭山動物園の冬の風物詩「雪あかりの動物園」を中継させていただければと思います。お時間が合いましたら、ぜひご覧ください。

また、番組ではリスナーの皆さまからのお手紙を募集いたしております。

飼育スタッフもPCの前で待ち構えています!
お手紙には、
 ・お名前(ラジオネーム可)
 ・性別
 ・トークの話題になること
 (どんなことでも結構です)
 ・呼んでほしいゲスト
 ・中継してほしいところ
をご記入いただき、

 ・FAX(0166-36-1406)
 ・メール(team_zoo_edu◎yahoo.co.jp)
  ↑◎を@に換えて送信してください

上記いずれかの方法で、「ユースト実況係」までお送りください。

待ってるぜ、ベイベー!
※メールはUstream受信専用で、返信はできません。ご質問、ご意見等は動物園までお電話(0166-36-1104)ください。

USTREAMの旭山動物園公式ページは、こちら。 

2016年1月31日日曜日

芸術の冬

ペンギンの散歩の折り返し地点にある「学習ホール」。

外観はメルヘンチックかつゴテゴテしていて一体どんな施設なのか?勝手に入っていい施設なのか?皆様を悩ませる建物です。

実は学習ホールは冬の間、暖房がついていて快適な休憩スポットになっています。

そして、今学習ホールでは「2015冬の企画展」として動物園スタッフが撮ったイチオシの写真展が行われています。


ぜひ皆様も休憩がてら巨匠たちの名作、珍作を見に来てください。

ポップな看板がお出迎え
園長からの心揺さぶるメッセージ

この名作は一体誰が・・・

ぺんぎん館担当・獣医師:佐藤 伸高

2016年1月20日水曜日

のびのび水浴び

 現在こども牧場には、6羽のアヒルと14羽のコールダックがいます。
 冬の間鳥たちは第1こども牧場下の第2こども牧場の温かい室内で生活しています。

 このアヒルたちのプールは去年の冬の間まで、あまり大きいと言えず、ひしめき合いながら水浴びをしていました。

 ですが、今年は新しく大きなプールが届きました。
 新しい橋や休憩場所も作り、アヒルたちは毎日楽しそうに歩き回り、水浴びをしています。

 ぜひ、冬の間も元気に泳いでいるアヒルたちを見に第2こども牧場に来てください。
 大きな鳴き声で鳥たちが出迎えてくれますよ!

大きなアヒル3羽が入ってもこんなに余裕があります。

水浴び大好きなコールダック。のびのびと入水。


こども牧場担当:塚辺 匠

2016年1月16日土曜日

モユク☆カムイ88号が完成しました!

 今回の表紙は、2015年児童画コンクール 旭山動物園賞(幼児の部)のダイナミックなカバになっています。
 来年も児童画コンクール 動物園賞の作品をモユク☆カムイの表紙にしたいと思っています。ご応募お待ちしております!!

今回の表紙は児童画コンクール 動物園賞のカバ
  ~もくじ~

 ぼくは動物大使   森のバッケンレコーダー アビシニアコロブス 
 
 特集          雪あかりの動物園

 飼育研究レポート  「旭山動物園のあざら誌」~あざらし館編・最終回~

 動物園裏側紹介   名作・力作揃いの「児童画コンクール」 編 

 主なできごと・アミメキリン(♀)命名式報告・編集後記 

 入手方法は、動物園内のサポートセンター・動物図書館・こども牧場で職員に申し出ていただくとお渡ししています。

 モユク☆カムイは、飼育展示スタッフ手作りの情報誌です。日々、変化していく動物たちの様子や動物園のできごとなど、現場のスタッフだからこそ知ることのできる情報が盛りだくさん。動物園に遊びに来た際には、ぜひ手にとってみてください!

モユクカムイ88号へのリンクはこちらです。

あざらし館・さる山担当」:鈴木 悠太



2016年1月4日月曜日

年末年始の3日間



年末年始の3日間。
一年で唯一静かな動物園です。

閉園していても日課のペンギン散歩。

ふと気づくとペンギンたちは踏み固められた道を金魚の糞のように一列縦隊。
昔は新雪の中を腹ばい(トボガン)になり飛び回っていました。

「道を歩いている…」ふと自分自身を振り返りました。

真っ白な雪原に新たな道を作ろう。たとえ孤独でも。
きっとそれが旭山根性です。

頑張れ8番(個体番号)道を歩くな!

 園長:坂東 元

アビシニアコロブスの赤ちゃん

 明けましておめでとうございます。
 今年は申年。動物にもたくさんいるお猿さんたちの年です。
 今年もよろしくお願いいたします。

 今回は、サル舎にいるアビシニアコロブスを紹介します。
 昨年の10月27日にアビシニアコロブスの「アビ」に赤ちゃんが生まれました。コロブスの赤ちゃんは生まれたときは全身が真っ白です。
 生まれてすぐはお母さんがしっかりだっこしていました。
アビシニアコロブスの赤ちゃん

親子です

 1ヶ月ほどで耳、手、足が黒くなりました。
 2ヶ月では、全体に黒色がうっすらと出てきました。
 最近はお母さんの背中にのったりして遊んでいます。とても元気な男の子です。
2ヶ月たった赤ちゃん
親子です

 冬の間お見せできないのがとても残念ですが、成長過程を紹介する看板を作りたいと思っています。
 早く皆さんと会える日を楽しみにしています。

サル舎担当:林 豊枝